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第七話
★★★
 第七話です。
 一話から六話までを思い返すと、話に厚みがないのが気になります。
 大事件が既に起きているのですから、もう少し不穏な空気が欲しい思うのですが……。
★★★
【食事の場面について】
 え〜っと、ルパンV世? 
  喉に食べ物を詰まらせる展開まで似ていて、微妙な気持ちになりました。最初の食事場面(三話だったかな?)の方が似合っている気がします。というか、キャラに対して食べ方が合っていない……。
 子ども向けアニメで食事の仕方が綺麗ではないのは、あまり褒められたものではないですね。
 沙織さんたちが本当に躾けをしていないような感じがして、「誰が沙織さんに光牙を預けたんだ? 明らかに間違っているだろう」という気持ちになりました。三つ子の魂、百までです。
 そして龍峰のお茶については、かなりわざとらしいかも。茶器が用意されているのもねぇ。
 食堂では略式で、実家ではちゃんとした茶器で飲んでいるという方が好みでした。 もしくは光牙が「スゴイ茶器だな」とツッコミを入れてくれれば良かったのですけどね。
  そうすれば彼が何故そのような茶器を使っているのかが判明したでしょうから。
★★★

【夜間・檄と光牙の会話】
 星矢との思い出話。当たり前ですがアニメ版の聖衣なのが懐かしかったです。
 まぁ、込み入ったことを喋るとイロイロと問題が多いので、軽く喋って終了の方が無難かもしれません。
 ただ、本当にこういう会話は教師である檄よりも、先輩である市のほうが他の生徒たちにとっても平等だと思うのですけどね。
 それと夜間なのだから、マーシアンの皆さんも不穏な行動くらいしてください。たとえ光牙が気付かなくても。 嵐の前の静けさにしては、緊張感がないです。

 あと、光牙が父親という存在について考えたとき、シャイナさんを思い出したのには笑いました。
 シャイナさん、怒るぞ〜。

★★★
【夜間・ユナ】
 そしてユナちゃんが星を見ながら、なにか嫌な予感がすると呟きます。
 それは自分自身のことなのか。それとも、もっと大きなことに対してなのか。 はたまた、ただの勘違い、考えすぎなのか。謎です。
★★★
【ユナVSいるか座・ギュネイ】
 ユナちゃんの対戦相手です。喋り方に特徴のある人です。
 水属性なのですから、雨の日の闘いなど圧倒的に優位だというのに……。
 仮面を外して開き直った女性聖闘士の敵ではありませんでした。(酷い表現……)
 ところでユナちゃんは蹴り技が得意なのでしょうが、拳を使った闘い方もしておかないと脚を負傷させられたときに今度は圧倒的に不利になるのでは。
 それとも拳は隠し技なのかな。(妄想です)
 ちなみに女の子が大股開きで闘う姿は、見ていて微妙な気持ちになります。
 「武を極めれば即ち舞に通ず」という言葉があるように、もう少し動きに優美さが欲しいです。もしかしてこれからそれを得るのでしょうか。
★★★

【光牙VS蒼摩】
 聖闘士ファイトって、優秀な聖闘士たちの闘い方や動きを他の生徒に見せるということでは、けっこう意味のあるイベントですよね。
 そしてある意味真剣勝負の中で新しい力に目覚めるためにも必要なのでしょう。
 ただ、本当に緊張感がない。不測の事態もない。
 闘技場の一角でアルゴが不穏なことをしてくれているだけでも、物語に緊張が生まれると思うのですが……。

★★★

【学園長とアテナ】
 最後に謎の馬車登場……。いきなり魔女ッ子ファンタジーに突入でしょうか。 天蓋付きにビックリです。(しかも馬車と言っておきながら車輪がない……。ソリとも違うし……)
 過去、ジェット機で聖域に向かった沙織さんを知っている身としては、こでは明らかに違うだろうとツッコミを入れました。
 神殿のような場所を歩いている少女の影ではダメだったのでしょうか。

 玩具にするにしても、あの馬車はちょっと……。
 チャリオットを作って、「聖闘士聖衣神話」の聖闘士たちを一体だけ乗せられるようにするという企画があるのでしょうか?
 黄金聖闘士については光速で動ける人たちですから、チャリオットなど不必要なのですけどね。
 単に、それもカッコイイかもという妄想話でした。

★★★
【次回予告について】
 ようやくマーシアンの皆さんが登場です。長かったです。
 ただ、第2話以降、全然気配が無かったので、イマイチ彼らについて強敵という印象が薄いです。
 次回のためにも、もうちょっと裏で暗躍している場面がほしかった……。
★★★

【考えてしまうこと】
 最近は1クール、約13話で1シーズンの物語という形態のアニメが多い為か、情報をふんだんに盛り込んだ作品が主流のようです。質については分かりませんが。
 人気が出れば次も作るけど、なければそれで終わり。
 そういう状態のアニメを見ている人には、今回の聖闘士星矢Ωは情報量が少なすぎてイライラするだろうなと感じました。
 何しろ、主人公の光牙はパライストラに到着してから、聖域のことも聖闘士のことも「自分では調べていない」のです。だから光牙が得られる情報は、たいしたことがない。
 人から聞いたことばかりで話を進めています。RPGの悪い見本みたいな展開です。
 知恵の女神を信奉しているのだから、図書室くらいは完備していてほしい。そして見ている子供たちに「調べることがあったら、人に聞くのも良いが自分で書物を探して調べるという手段もある」と表現してほしかったですね。
 そして。その情報が隠されているということが判明したとき、光牙がこの学園に対して疑問を持つとか、檄や市が「今は強くなることを考えろ」と言ってあげても良いような気がします。

 ……。
 もしかしてその役目は栄斗がするのかなぁ。
 だとしたら栄斗の登場、遅すぎやしませんかねぇ。