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「おかしいな。誰もいないぞ」 後からやってきた星矢と氷河は、無人の宮に首を傾げた。 「先に行ったのではないか。 我々も追いかけよう」 氷河があっさりと答え、出口に向かおうとする。 「待てよ。瞬達に何かあったのかもしれないだろ!」 とは言え、誰もいないし手がかりもない。 どうしたものかと数秒程思考していると、出口の方から人の駆けて来る足音が聞こえてきた。 「星矢。氷河。 早くここを通り抜けよう」 瞬の言葉に二人は走り出す。 出口には紫龍とシュラ。 そして冥闘士たちが待っていた。 「何でシュラまでここに?」 しかし、紫龍と瞬はどう説明したらいいのか分からないと言いたげな表情をし、シュラと冥闘士たちはその問いを無視した。 再び静かになった十番目の暗黒宮で、シュラは神々の闘衣を探す。 最初の暗黒宮で見かけたものが本物ならば、この場所にも似たような場所に隠されているかもしれない。 ただ、問題もある。 一つは自分の必殺技が、今ははっきりと見ることが出来ない呪術を切り裂くかもしれないと言う事。 もう一つは神々の闘衣に対して、スフルマシュがどういう反応を示すか見当が付かない事。 (それでも邪悪な闘衣ならば、壊すのみだ) シュラは暗黒宮の中心へと歩みを進めた。 |
魔鈴は瓦礫を次々と粉砕しながら、獅子座の黄金聖闘士の姿を探す。 |