アルキュオネウスは大地との同化が上手くいかず、少々苛々し始めていた。 島中に広がろうとしている呪術が、自分と大地との同化を邪魔する。 そして地上付近では太古の血族が自分を見ている。 不死身の巨人は何から片づけるべきか考えた。 |
神殿から離れた別の場所では、違う巨人が兄弟の中で一番強いと言われるアルキュオネウスが動こうとしている事に気が付いた。 |
三番目の暗黒宮を抜けようとした時、シオンは腕に鈍い痛みを感じた。 |
巨人は目的の人間を見つけると、このまま建物ごと全てを消し去ろうとした。 |
「クリスタルウォール!」 |