「女神アテナ。冥闘士たちへの連絡は終了しました」 ミーノスの言葉に沙織は頷く。 他の黄金聖闘士たちはミーノスが何と言って命じたのか分からない。 しかし、沙織が納得している以上、彼らに文句は無かった。 次に彼女は自分の隣にいた牡羊座の黄金聖闘士の方を向く。 「では、今度はムウが黄金聖闘士たちに私の言葉を伝えなさい」 ポリュデウケースに聞かれても構わないと、沙織は言う。 (いったい何をされるつもりだ?) ムウは沙織の考えていることが分からなかったが、とにかく命令に従った。 |
星矢たちが七番目の暗黒宮へ到着しようとした時、紫龍は異様に張りつめた気配を感じた。 |
ポリュデウケースは牡羊座の小宇宙に眉をひそめる。 |