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闇に包まれたデスクィーン島で、三巨頭たちは周囲の様子を伺っていた。 「二日前の騒ぎが嘘の様だな」 ラダマンティスは辺りを見回すが、周囲は静まり返っており、人の気配もない。 アイアコスは地面に手を当ててみる。 「今は別に気配を感じないなぁ」 「あの時と今とは何が違うのでしょうか?」 ミーノスの呟きに、ラダマンティスは (何もかもが違う!) と、心の中でツッコミを入れた。 「時間よりも、今ここに聖闘士と海闘士がいない方が重要なのかもしれないなぁ」 アイアコスはつまらなそうだった。 「それなら、もう戻るぞ!」 ラダマンティスは、問題が直ぐに終わったので上機嫌になったのだが、その時である。 海の方ので何かが光った。 「漁師でもいるのか?」 「どうでしょう。確認してみますか?」 アイアコスとミーノスのとぼけた会話に、ラダマンティスは怒りが噴火しそうだった。 「止めておけ。問題をわざわざ大きくすることはない」 しかし、強靱な理性が無駄に体力を使う事を良しとしなかった。 その時、金色の光が幾つか、先程光った場所へ落ちたのである。 「隕石かなぁ」 アイアコスがのんびりした事を言う。 「それでは見つけて、冥界の執務室にでも飾っておきましょう」 何の繋がりがあるんだと、再び怒鳴りたいラダマンティスだった。 (こいつらとこれからも付き合うのか……) 彼は戦いで倒れる前に、胃痛で倒れそうだった。 |