水の遺跡
水の遺跡は五老峰にあった。
ということで、龍峰が向かうことになったが、同伴者をどうするかという事態になったとき、聖域では多少モメた。
双子座の黄金聖闘士であるパラドクスが行くと言ったのだが、五老峰には魔傷から回復した紫龍がいる。
彼女は「エステに行ってくるから、一週間待って!」と言い出したので、速攻で玄武から「聖域にいろ」と怒鳴られる。
結局、玄武が紫龍宛に信書を認めて龍峰に持たせた。
龍峰は父親の紫龍と、水の遺跡攻略をすることになったのである。
そして聖域からの同伴者には羅喜が選ばれた。
彼女は遺跡に何かあったとき、春麗に害が及ばないよう一緒にいることになったのだ。
残されたパラドクスは玄武を睨み付けながらも、「これから紫龍様に会うチャンスはいくらでも有るわ!」と、気を取り直して、牡牛座の黄金聖闘士であるハービンジャー相手に茶会をすることにした。
ハービンジャーは逃げ出したかったが、フドウと玄武と出掛ける前の貴鬼によって双子座の黄金宮に閉じ込められてしまう。
「お前たち、覚えていろ!」
雄々しき黄金聖闘士の叫びが聖域に谺(こだま)した。
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