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第四十二話
★★★

 いよいよ磨羯宮です。
 言霊使いのイオニアとどう闘うのか、楽しみです。

★★★
【磨羯宮にて】
 初っぱなのアテナ像=沙織像に笑わせてもらいました。
 他の黄金聖闘士たちはどう思ったのやら。
 そしてこの十二宮、つい数時間前にこの世界に現れた建物ではないのでしょうか?
 こうなると言霊使いというよりは、「魔法使い」の領域のような気がします。
 なんとなく指輪物語のガンダルフ?を思い出しました。
★★★

【イオニアさんの過去】
 どうやらイオニアさんは数代前からアテナに仕えていた方らしい。
 でも、常に後方支援の立場にいたようです。
 それじゃぁ星矢達の時代に聖域が荒れたのを知ったら、『聖闘士たちは何をやっているんだ』と怒りたくもなりますね。
 赤ん坊の時の沙織さんを見て、一発で女神であると理解できたのに、当時の聖闘士たちは大騒ぎをしてようやく沙織さんが女神アテナであると認めたのですから。
 そもそも聖闘士が本物かどうか分からないからという理由で女神の聖域入りを邪魔する事自体、イオニアさんにとってブチキレレベルの不心得者どもなのでしょう。
 そういう意味では、アイオロスとサガと多分老師だけは、沙織=女神アテナであると分かっていたのでしょうが……。

★★★

【聖闘士候補生を全滅させてしまったという話】
 これは沙織さんが聖域に降臨したちょっと後くらいの話でしょうか。
 教皇が少しずつ奇怪しくなっているときに、女神を救おうと焦ったがゆえの出来事とか。
 だから聖域では、白銀聖闘士が青銅聖闘士の弟子を持つというシステムが、効率悪くてもせざるをえなかったのかもしれませんね。
 大勢の訓練生が反逆を起こして、たった一人の教官が全滅させたのでは、それ以上に効率が悪すぎますから。

 そう考えるとダイダロス先生は凄かった。

★★★
【愛ということばの連発】
 古代ギリシャでは、アガペー、フィーリア、エロス、ストルゲーという四種類の愛の形があったそうです。
 でも、色々事情があったとしても、台詞での「愛」の連発は馴染めませんでした。
 言いたいことは大まかに理解できるのですけどね。

 単純に女神アテナが受ける災厄を、戦神マルスやマーシアンたちに受けてもらう予定だったという説明で良かったのでは?
 何故、光牙たちに理解してもらおうするんだろう。
 でも、メディアさんが見張っている環境下では、こういう話しか出来なかったといわれれば納得かも。

 光牙をセブンセンシズに目覚めさせることが、彼の最大の目的であり沙織さんとの約束ということも考えられますから。
  本人は絶対に光牙たちには言わないでしょうが。
★★★

【久しぶりの沙織さん】
 協力してもらおうとするのなら、ちゃんと相手に自分の考えを伝えましょう。
 そもそも相手は危ない思考に傾きつつある人だったのですから。
 そういう意味では、メディアさんのほうが上手でしたね。

 沙織さんは「聖闘士を信用していない」のかな。

★★★

【イオニアVS光牙】
 イオニアは自らを若返らせるという、最終ドーピングのような技を使いました。
 そして彼の攻撃により、光牙はセブンセンシズに目覚めるのですが……。

 イオニアはどうやら、どこかで壊れてしまっていたのかもしれません。
 まぁ、自分の仕える女神が何度も苦難に遭っているのに、若き聖闘士たちが役立たずじゃ神経もキレますよね。

 彼の真意が何処にあったのか。
 それを知っていれば良いのは沙織さんだけ。
 それ以外は星矢といえども知って欲しくはなかったのだろうと考えます。

★★★

【二人のアテナという言葉】
 この場合は自分に正義の力を与えてくれる存在という例えでしょうか。
 聞いたときは微妙な気持ちになりましたが。

★★★

【次回予告について】
 次回は双魚宮です。
 いきなり召喚ネタです。

 伏線を敷いておけ〜と思わないこともないですが、マーシアンの隊長さん出るかなぁ。
 四天王召喚のために、マーシアン達まで犠牲になる展開だったらスゴイかも。