目次

92. いつかどこかで

“誇り”の裏側

絵掲示板より
>シードラゴンの鱗衣が、スパルタの王子であるカストールを生涯の主に定め、他の者を拒絶するすると報告があった。
こ〜〜んな場面を書いてみて思った事。
女神パラスの足元には、やっぱり好き勝手に海将軍候補をおねだりしている鱗衣達が居たのでは?

シードラゴン「カストール君がいいの!」
女神パラス「でも、彼はアテナの方の人だよ」
シードラゴン「……カストール君とだったら頑張る……」← うなだれている
シーホース「パラス様。僕もお願いがあります」
女神パラス「えぇっ!!」
シーホース「あのね。その人はね……」

延々と 詳細にその人がどんなに素晴らしい闘士か説明される女神パラス。
そして、言った者勝ちなのかと言う誤解が生まれたらしく、他の鱗衣達も次々と自分たちが好意を持つ闘士達を褒めて女神パラスを説得する。

女神パラス「……みんな、しっかりと自分の好みの闘士を見つけていたのね……」
下手をすると鱗衣達が強引にスカウトしに行きかねないくらいの真剣さ。
女神パラス『ところでカストールは判るとして、他の子たちはいったい何処で見つけたのかしら?』
海界にて最高傑作と言われる鱗衣達が、見張りの兵士たちの隙をぬって海底神殿から出るのは殆ど不可能。

実はネーレウスのお姉様方が鱗衣達を半分ペット扱いにして、こっそりと外へ出していた事を女神パラスは知らない。
何故ならそれをやるのは、女神パラスが地上にいる時だから。
ネーレウスのお姉様方にかかると、極秘事項も何のそのである