目次

66. グラス+α

“星空”の裏側
ディオニソスのワイン壷は皆さんに好評だったので、こんな小話を……。
あのメンバーは一人当たり何杯飲んだのやら。 一番多いのは、私はカミュだと思っています。

(5人の黄金聖闘士は飲み続けている……)
デスマスク「やっぱりツマミが欲しい!」
カミュ『あっ、味が変わった。さっきよりも甘めだな……』
アフロディーテ「双魚宮に行っても、何もないぞ」
デスマスク「まったく聖戦直後じゃなきゃ、楽しめたのになぁ」
カミュ『これは、香りが良い……』
サガ「直後だろうが何だろうが、此処での飲酒は駄目だ!」
デスマスク「誰がこんな寒々しい場所で飲むかよ。エリス、場所を変えようぜ」
エリス「駄目だ。今夜は星見酒なのだから、我慢しろ。使用料その1」
カミュ『……さっきの方が好みだな……』
デスマス「くっそぉ〜。人の事を売り飛ばしやがって〜」
シュラ「デスマスク。それ以上言うと、エクスカリバーを使うぞ」
サガ「ところでカミュ。お前はそんなに飲んで平気なのか?」
カミュ「何が?」
サガ「ワイン壷がさっきからお前を経由して移動している気がするのだが……」

“星空”のバカ話
アルコールを摂取し続けると、さすがに黄金聖闘士のお兄さんたちも少々羽目を外すようです。
( ネタ提供 : 私の友人 )

エリス「ところでお前たちは、どういう経緯で聖闘士になったのだ?」
デスマスク「あぁ?」
サガ「知ってどうする」
エリス「いや、弱みを握っておこうかと思っただけだ」
全員『誰が言うか!!』
エリス「聖闘士共は星の導きなどと格好をつけるが、喋りもしない星の言葉が判るのなら、もうちょっと上手く立ち回れるのに、お前たちときたら……」
デスマスク「酒が不味くなるから説教はやめろ」
カミュ「……そういえば、変わった事情で聖闘士になった男がいると聞いた事がある」
エリス「ほう……」
カミュ「その男はある山岳地帯に生まれたそうだ」
サガ「??」
シュラ「……」
デスマスク「アフロディーテ。お前の所の台所を貸せ!」
アフロディーテ「食材が無いのに、何をする気だ。逃げるな」
カミュ「ある日、その男はその土地で“生きた雪”と言われる獣から、聖闘士となる定めだと言われたそうだ」
シュラ「……ちょっと待て。その獣って、何だ!」
カミュ「私は知らない。グレートピレニーズという名前らしいが……」
シュラ『それは犬種名だ!!』
デスマスク「忘れ物をしたから、帰らせてもらうぞ」
シュラ「貴様か〜〜〜〜」
サガ『……女神相手に恥ずかしい話を……』
アフロディーテ「バカ者」
エリス「“生きた雪”から言われるとは……。その男、只者では無いな……」
カミュ以外の4人『それは違う!』

名犬ジョリィ ネタだと、ピレネーの白い魔犬になりますね〜。