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光の粒子がサラサラと下に落ちる。 それは拡散することなく上から下へ移動するので、何か美しいカーテンがあるかのようだった。 |
「エリスは地上へ行ったのか?」 |
しばらくして、部屋が少々暗くなった。 暁の女神である姉のヘーメラーが地上へ出て、母である女神ニュクスが館に戻ってきたのだ。 (さて、オリュンポス神族はどう動く?) 眠りの神は少しばかり身体を休める事にした。 (もうすぐ神々も人間も変換の時を迎える) 生命が死から逃れられないように、永遠に続く眠りも無い。 現実だと思っていた世界から覚める時は来るのだ。 (あの聖闘士たちが何を選ぶのか楽しみにしておこう) ヒュプノスはそんな事を考えながら、瞼を閉じたのだった。 |
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